DCM、第3四半期は収益・利益とも大幅に改善

Pocket

DCMの店舗
(写真はDCM盛南店 ※プレスリリースより)

 DCMホールディングス(東京都)が12月27日に発表した2025年2月期第3四半期決算(連結2024年3月1日~11月30日)は、営業収益が前年同期比15.6%増の4,169億円、営業利益が17.9%増の278億円、経常利益が13.3%増の258億円となり、前年同期に比べて大幅に改善した。

 第3四半期連結累計期間は、記録的な猛暑や長引く残暑など天候不順の影響を受けたものの、南海トラフ地震臨時情報の発表や台風の影響によって防災用品が大きく伸長。また、防犯意識の高まりにより防犯用品も好調に推移した。

 DCMブランド商品については、原材料価格の上昇と円安による仕入価格の上昇、物流コストの上昇などの影響を受けたが、環境に配慮した商品の開発、節電や節約商品の新規展開、販促強化が功を奏して売上高構成比がアップ。売上総利益率も1.03ポイント改善して34.09%まで高まった。また、完全子会社化したケーヨーについては、9月1日にDCMを存続会社、ケーヨーを消滅会社とする吸収合併を実行。第3四半期累計期間の連結業績の改善に寄与した。

 主要商品部門別の状況は、園芸部門の売上高が21.7%増の649億円、ホームインプルーブメント部門が16.6%増の815億円、ホームレジャー・ペット部門が18.5%増の590億円、ハウスキーピング部門が25.9%増の879億円、ホームファニシング部門が17.4%増の185億円、ホームエレクトロニクス部門が26.1%増の385億円となり、すべての部門で2ケタ増の売上伸長を達成した。

 2025年2月期の連結業績については、営業収益で12.7%増の5,505億円、営業利益で18.5%増の340億円、経常利益で19.7%増の328億円、当期純利益で9.5%減の194億円で着地することを予想した。

関連キーワードの記事を探す

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態