イズミ、上期は増収も2ケタ減益
イズミ(広島県)が10月15日に発表した2025年2月期第2四半期決算(連結2024年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比2.3%増の2,386億円、営業利益が22.5%減の120億円、経常利益が21.9%減の123億円となり、増収・2ケタ減益の中間決算となった。
上期は、連結子会社のゆめマート熊本が西友の食品スーパー事業の一部を承継したことに加え、ランサムウェア感染被害により客数が減少した一方、その後、客数回復を最優先させて取り組んだことから、営業収益は回復して前年を上回った。
販管費については、事業承継に伴う人件費や取得関連費用が増加し、前年同期に比べて25億5,100万円増の841億4,100万円を計上。また、売上総利益が13億7,100万円減の680億4,200万円となったことから、営業総利益は9億3,700万円減って961億7,000万円に圧縮。営業利益を34億8,900万円減らした。
主力の小売事業は、テナントを除く直営ベースの既存店売上伸長率は2.6%減となったものの、営業収益は2.2%増の2,300億円を達成。営業利益は25.6%減の93億2,200万円となった。
2025年2月期の連結業績については、営業収益で11.9%増の5,273億円、営業利益で15.7%減の265億円、経常利益で18.6%減の263億円を計画している。