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イオン九州、上期は大幅減益

 イオン九州(福岡県)が10月9日に発表した2025年2月期第2四半期決算(連結2024年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比3.9%増の2,620億円となったものの、営業利益が48.2%減の28億円、経常利益が47.7%減の29億円で、大幅な減益となった。

 上期は、新規出店が7店舗、既存店活性化などで増収となったが、前年度下期からDX・省力化・省エネ投資を積極的に実施したことなどが影響し、販管費が46億4,200万円増となった。売上総利益とその他の営業収入を合わせた営業総利益は770億3,500万円。前年同期に比べて20億1,700万円増加したが、販管費の増加分を補えず、営業利益を26億2,600万円減らした。売上総利益率が約0.3ポイント悪化して25.74%に低下したことも響いた。

 単体の中間業績は、営業収益が3.4%増の2,606億円となったが、売上総利益率が0.2ポイント悪化。また、設備投資の拡大による減価償却費の増加、人的投資を積極的に実施したことで販管費が膨らみ、営業利益を25億円減らした。

 なお、2025年2月期の連結業績については、営業収益で4.6%増の5,340億円、営業利益で2.1%増の106億円、経常利益で0.6%増の106億円の増収増益を見込んでいる。