7月主要HC売上高動向 曜日回りの影響でマイナス続く
主要ホームセンターの2024年7月の月次業績が出揃った。曜日回りによる影響で、土日祝が前年同月より2日少なかったことが影響して、既存店ベース売上高前年比でマイナスとなったところが続いた。コーナン商事によると、影響幅は1.77%減だった。なお、6月は逆に土日祝は2日多かった。1.0%増だったジョイフル本田は、20日締めのため土日祝が前年より1日多かった。
7月は、気温が高かった影響もあり、扇風機やエアコン、冷感ウエアなど夏物商品が好調だったが、梅雨明けが遅れ、園芸用品や園芸植物が苦戦した。
コーナン商事によると、インテリア、収納用品、ダイニング用品などの苦戦が続いている。なお同社は7月より、HIひろせの売上高を既存店売上高に含めている。
ナフコによると、キャンプ用品、アウトドア用品や園芸用品、家庭用品が低調だった。ナフコは、客数が2.0%増と伸びているものの、客単価が8.1%減となっており、他社とは逆の傾向となっている。
DCMホールディングスの全店ベースの売上高は、2023年12月から、吸収合併したケーヨーの売上を含めている。ハンズマンは23年10月に「松原店」をオープンしており、同店の売上高が全店ベースでの売上増に貢献している。
主要HCの7月の売上増減(速報値)(単位%)
社名/業態 | 既存店 | 全店 | ||
売上高 | 客数 | 客単価 | 売上高 | |
コメリグループ計 | ▲ 2.9 | ▲ 7.3 | 4.8 | ▲ 1.7 |
PW | ▲ 2.2 | ▲ 6.5 | 4.6 | ▲ 0.4 |
PRO | 10.1 | 3.2 | 6.7 | 47.5 |
H&G | ▲ 3.5 | ▲ 7.7 | 4.6 | ▲ 3.3 |
DCMホールディングス | ▲ 4.1 | ▲ 8.3 | 4.6 | 18.6 |
コーナン商事(連結) | ▲ 0.3 | ▲ 4.0 | 3.9 | 2.6 |
アークランズ(専門店含む) | ▲ 3.7 | ▲ 6.8 | 3.3 | ▲ 4.8 |
ナフコ | ▲ 6.2 | 2 | ▲ 8.1 | ▲ 6.0 |
アレンザホールディングス | ▲ 2.9 | ▲ 5.2 | 2.5 | ▲ 0.3 |
内HC事業 | ▲ 2.3 | ▲ 5.0 | 2.9 | 0.6 |
ジョイフル本田 | 1 | ▲ 2.6 | 3.6 | 1.3 |
ジュンテンドー(HC店舗) | ▲ 5.2 | ▲ 8.1 | 3.1 | ▲ 6.5 |
ハンズマン | ▲ 0.6 | ▲ 3.6 | 3.1 | 12.4 |
イオン九州(HC業態) | ▲ 4.8 | - | - | ▲ 5.2 |