コーナン商事、第1四半期は増収も営業・経常は減益

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ホームセンター「コーナン」の看板
〔写真説明〕ホームセンター「コーナン」の看板(時事通信社)

 7月11日にコーナン商事(大阪府)が発表した2025年2月期第1四半期決算(連結2024年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比9.1%増の1,255億円、営業利益が4.5%減の78億円、経常利益は5.4%減の72億円となり、増収減益で2024年度をスタートした。

 期間中、売上高はHC業態、PRO業態とも消耗品や季節品を中心に売れ行きが好調で、既存店売上は1.6%増で推移し、全体の売上高を102億円底上げ(9.2%増)した。一方、売上総利益率は約1ポイント低下して37.27%となり、売上総利益の伸びは6.3%増(26億6,500万円増)に止まった。加えて、販管費が8.3%増(32億円増)となったことで、営業利益は前年同期に比べて3億6,700万円減少。営業減益につながった。

 業態別実績では、HC業態の売上高が7.7%増の834億円。日用品、家電、PRO商材が好調に推移したが、円安と一部商品の価格強化で売上総利益率は1.43ポイント低下。営業利益率については前年同期比で1.0ポイント低下の7.6%となった。PRO業態の売上高は7.5%増の342億円。売上総利益率はPB商品の拡販などによって前年並みを維持したが、営業利益率は新規出店に伴う販管費の増加で低下し、0.5ポイント減らして7.4%となった。

 なお、2025年2月期の連結業績の見通しについては、営業収益で6.1%増の5,013億円、営業利益で7.5%増の259億円、経常利益で6.2%増の240億円とした。

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