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サンエー、第1四半期は前年同期に続き2ケタ増益

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(サンエー ニュースリリースより)

 サンエー(沖縄県)が7月5日に発表した2025年2月期第1四半期決算(連結2024年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比3.7%増の576億円、営業利益が16.6%増の41億円、経常利益は17.2%増の43億円となり、前年同期同様、2ケタの増益となった。

 個人消費や入域観光客数が前年同期を上回って推移する沖縄県の小売業界は、人手不足や物価上昇、金融資本市場の変動など、不透明な経営環境が続いているが、サンエーは第1四半期連結累計期間、経営方針を「丁寧な仕事」に置き、人財力や仕組力、商品力の向上に取り組んだ。また、企業理念の浸透、七大基本の徹底、既存店の活性化、効率化を通じて、顧客満足度向上に努めた。

 営業収益から営業収入を除いた売上高は3.5%増の531億円。売上総利益については4.5%増の169億円となり、売上総利益率は前年同期に比べて0.3ポイント上昇して約31.9%になったほか、営業総利益が4.7%増の214億円、営業収益に対する営業総利益率は約0.4ポイント改善して37.2%となった。また、販管費は2.2%増の173億円に止まったことから、営業利益で5億8,700万円を底上げした。

 2025年2月期の連結業績については、営業収益で3.8%増の2,361億円、営業利益で1.3%増の166億円、経常利益で0.9%増の170億円を計画している。