DCMホールディングス、第1四半期は2ケタの増収・営業増益
DCMホールディングス(東京都)が6月28日に発表した2025年2月期第1四半期決算(連結2024年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比14.2%増の1,414億円、営業利益が10.9%増の102億円、経常利益で2.2%増の93億円となった。
第1四半期連結累計期間は、1月9日付で完全子会社化したケーヨーが連結業績に寄与。既存店売上高は前年同期比3.0%減となったものの、増収を達成。売上総利益率は0.7ポイント改善して34.5%に伸長し、売上総利益を約68億円押し上げた。また、営業総利益が71億円増えたことで、販管費の61億円増を吸収。営業利益で10億円増を達成した。
第1四半期は、3月の全国的な気温低下や5月下旬の西日本の大雨など、天候不順の影響を受けたが、4月以降の気温上昇に伴ってエアコンや扇風機などの電気冷房機器の販売が好調に推移。DCMブランド商品については、原材料価格上昇と円安による仕入価格の上昇、 物流コスト上昇などの影響を受けたが、環境に配慮した商品開発、節電や節約商品の新規展開、販促強化、エクスプライスのPB商品「MAXZEN」の重点販売に取り組んだことも奏功した。
2025年2月期の連結業績については、営業収益で12.7%増の5,505億円、営業利益で18.5%増の340億円、経常利益で19.7%増の328億円を計画している。