通販のニッセンを売却=41億円で歯愛メディカルに―セブン&アイ
セブン&アイ・ホールディングスは9日、子会社を通じて保有していた通販大手ニッセンホールディングス(京都市)の全株式を7月に売却すると発表した。歯科医院向けの通販事業などを手掛ける歯愛メディカルに41億円で譲渡する。
セブン&アイは2014年にニッセンの株式の過半数を取得。16年に完全子会社化したが、業績不振が続いていた。
歯愛メディカルは歯科医院や介護施設、保育園など女性従事者が多い取引先を抱える。同じく女性利用者が多いニッセンの顧客基盤や商品開発力を生かし、新たなサービス展開などを検討する。