コーナン商事 2月期決算は営業・経常利益とも堅調

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ホームセンター「コーナン」の看板
〔写真説明〕ホームセンター「コーナン」の看板(時事通信社)

 4月10日にコーナン商事(大阪府)が発表した2024年2月期決算(連結2023年3月1日~2024年2月29日)は、営業収益が前期比7.7%増の4,726億円、営業利益が9.4%増の240億円、経常利益が9.0%増の225億円、当期純利益が6.2%増の140億円で着地した。

 営業収入を除く売上高は7.8%増の4,563億円。PRO商材、日用消耗品など利用頻度が高い商品の売れ行きが好調で、既存店売上は業界平均2.2%減を大きく上回る1.0%増を達成。売上総利益6.9%増の1,708億円計上に貢献した。販管費は6.1%増の1,630億円。売上総利益率は0.34ポイント減らして37.43%となったが、販管費率が0.6ポイント改善して35.7%となったことから、営業増益につなげた。

 連結財政状態については、自己資本比率が前期に比べ1.4ポイント減って34.3%。また、有利子負債は新規出店とそれに伴う在庫増やホームインプルーブメントひろせの子会社化で252億円増加。2月期合計で1,973億円に膨らんだ。なお、2025年2月期には、2024年度の220億円の設備投資実績に対し、新店投資や既存店の改装などを中心に228億円の投資を見込んだ。

 2025年2月期の連結業績については、営業収益で6.1%増の5,013億円、営業利益で7.5%増の259億円、経常利益で6.2%増の240億円を予想した。

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