米メーシーズ、秘密保持契約で合意=投資家グループ、買収協議進展も―報道
【ニューヨーク時事】ロイター通信は19日、米百貨店メーシーズと、同社の買収を目指す投資家グループが秘密保持契約の締結で合意したと報じた。これにより具体的な対話が進み、買収協議が進展する可能性もある。
報道によると、メーシーズは昨年12月、投資家グループを構成する米投資会社アークハウス・マネジメントとブリゲード・キャピタルによる買収について、提案額が低すぎるとして拒否した。その後、投資家グループは提案額を約10億ドル増の66億ドルに引き上げた経緯がある。
ただ、最終合意に至るかどうかは不透明という。
一方、メーシーズは先月、全米500店舗のうち3割に当たる150店舗を今後3年間で閉鎖すると発表。インターネット通販との競争激化で苦戦する中、不採算店の閉業を進め、自力再建の選択肢も残した形だ。