米ダラー・ツリー、1000店閉鎖へ=売り上げ低迷で
【ニューヨーク時事】米ディスカウントストア大手ダラー・ツリーは13日、約1000店を閉鎖する方針を明らかにした。売り上げが低迷している店舗を取り除くことで、収益力の改善を目指す。
2024年上半期に「ファミリー・ダラー」約600店を閉鎖した上で、さらに約370店を賃貸契約の終了に合わせて閉じる。「ダラー・ツリー」約30店も閉鎖していく計画だ。ダラー・ツリーは、北米で1万6000店舗以上を展開している。
ダラー・ツリーは、もともとほとんどの商品を1ドル(約148円)で販売していたが、コスト高などの影響で1.25ドルに値上げした。小売り世界最大手ウォルマートや、中国発の低価格通販「Temu(ティームー)」などとの競争も激しく、業績不振に陥っている。