イオンが育児休業を取得する社員に対し、子どもが最長1歳になるまで休業前の手取り額の10割を補償する制度を年内に導入することが1日、分かった。経済的な不安を和らげ、男性の育休取得を後押しする。
年齢制限は設けない。グループの約150社が対象で、社によって開始時期や補償期間が異なる可能性がある。初年度には男女2000人程度の育休取得を見込む。
イオンの社員の育休取得率は、女性がほぼ100%となっているのに対し、男性は15%にとどまっている。収入減少への懸念から取得をためらう例が多いとみられ、対策を講じることで男性の育児参加を促す考えだ。