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通期営業益、過去最高へ=値下げ・増量が奏功―イオン

イオンのロゴマーク
〔写真説明〕イオンのロゴマーク(時事通信社)

 イオンは12日、2024年2月期連結業績予想について、本業のもうけを示す営業利益を過去最高となる2400億円(従来予想2200億円)に上方修正したと発表した。消費者の節約志向に応えたプライベートブランド(PB)商品「トップバリュ」の値下げや増量キャンペーンが奏功し、客足や販売数量が伸びた。

 売上高に当たる営業収益は9兆5000億円(従来予想9兆4000億円)、純利益は330億円(同250億円)にそれぞれ引き上げた。 

 23年3~11月期の連結決算は、営業収益、営業利益が過去最高を更新。純損益は5年ぶりに黒字に転換した。主力の総合スーパー事業は、PB商品の好調さに加え、衣料品売り場の改装や業務効率化を進め、赤字は12億9100万円に大幅に圧縮された。