【ニューヨーク時事】米百貨店大手メーシーズが16日発表した2023年8~10月期決算は慎重な消費行動が目立ち、売上高の不振が続いたものの、値引き解消、コスト抑制に努めた結果、純損益は前期の赤字から黒字に転換した。
既存店売上高は全体で7.0%減。店舗別では「メーシーズ」「ブルーミングデールズ」はマイナスだったものの、「ブルーマーキュリー」は2.5%増と堅調だった。
24年1月通期の業績予想については、売上高を229億~232億ドル(従来は228億~232億ドル)と下限を上向きに改定。既存店売上高を6~7%減(同6~7.5%減)、1株当たり利益を2.88~3.13ドル(同2.70~3.20ドル)にそれぞれ修正した。
◇メーシーズ(M)決算の概要
23年8~10月期 前年同期
売上高 5,280 5,467
純利益 43 108 1
株利益 0.21 0.52
(注)売上高と純利益の単位は100万ドル、1株利益は調整後、ドル。