【シリコンバレー時事】米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コムが26日発表した2023年7~9月期決算は、売上高が前年同期比13%増の1430億8300万ドル(約21兆5000億円)、純利益が3.4倍の98億7900万ドルだった。コスト削減が進捗した他、直営の通販事業や外部出品者から得る手数料収入が堅調だった。調整後の1株当たりの利益は、0.94ドル(前年同期0.28ドル)。
事業別の売上高は、通販が7%、出品手数料が20%、成長分野のクラウドが12%、いずれも伸びた。営業費用を6%増にとどめた他、出資先の電気自動車(EV)企業リビアン・オートモーティブの株式評価益も貢献し、純利益が大幅に増加した。
◇アマゾン(AMZN)の決算の概要
23年7~9月期 前年同期
売上高 143,083 127,101
純損益 9,879 2,872
調整後1株損益 0.94 0.28
(売上高と純利益は100万ドル、1株利益はドル。▲は赤字)