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アマゾン、軽乗用車でも配送=規制緩和、ドライバー確保へ

アマゾンの配送車
〔写真説明〕アマゾンの配送車=米マサチューセッツ州(EPA時事)(資料)

 アマゾンジャパン(東京)は26日、一般の軽乗用車による配送を本格的に始めると発表した。これまで軽自動車による配送は、軽貨物車に限定されていたが、昨年10月の規制緩和で軽乗用車でも可能になったことを踏まえた。

 同社は配送業務の委託先として、「主婦や学生がドライバーになりやすい環境が整った」としており、運転手不足による物流の「2024年問題」を見据え、人材を確保する狙いがありそうだ。

 同社は既に今年に入り、軽乗用車による配送を試験的にスタート。現在は全国30カ所以上の仕分け拠点をベースに数百人が軽乗用車を使用しており、本格導入を機にさらに拡大したい考えだ。応募には、20歳以上で事業用のナンバープレートを取得するなどの条件があるという。 

 国土交通省は昨年10月、人手不足対策の一環として、事業用の軽乗用車による運送業務を認める通達を出していた。