ディスカウントスーパーの「オーケー」(横浜市)は17日、東京・銀座に新店をオープンした。近隣住民の日常使いだけでなく、インバウンド(訪日客)需要や飲食店の業務用にも応える食品を陳列。百貨店やブランド店が立ち並ぶ高級エリアへの進出で、知名度を高めたい考えだ。
商業施設「マロニエゲート銀座2」の地下1、2階に出店した。定番商品の税別299円の「ロースかつ重」のほか、黒毛和牛を使った少しぜいたくな弁当なども販売する。
総菜やベーカリー、冷凍食品の品ぞろえも充実。店を訪れた近所に住む家族連れの女性は、「安く買えるお店ができて家計も助かる」と話した。二宮涼太郎社長は記者団に、「銀座は目の肥えた方が多い。そういう方々に満足いただける店になりたい」と語った。この施設には衣料品店「ユニクロ」の旗艦店が入居しており、運営会社の柳井正会長に勧められ、出店を決めたという。