〔海外決算〕米ナイキ、6~8月期は増収減益=コスト増が圧迫
【ニューヨーク時事】米スポーツ用品大手ナイキが28日発表した2023年6~8月期(24年度第1四半期)決算は増収減益となった。売上高は中華圏が回復しているものの、最大市場の北米が前年同期比2%減と不振だった。また人件費などのコスト増加が業績の圧迫要因だった。
売上高は前年同期比2%増。一方で販売費・一般管理費は5%増となった。広告・マーケティング費増を主因として需要創出コストが13%拡大した。
◇ナイキ(NKE)決算の概要
23年6~8月 前年同期
売上高 12,939 12,687
純利益 1,450 1,468 1
株利益 0.94 0.93
※地域別売上高
北米 5,423( 2%減)
欧州・中東・アフリカ 3,610( 8%増)
中華圏 1,735( 5%増)
アジア太平洋・中南米 1,572( 2%増)
(注)売上高と純利益の単位は100万ドル、1株利益は調整後、ドル。