7月の米貿易赤字、2.0%増=3カ月ぶり拡大
【ワシントン時事】米商務省が6日発表した7月の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノとサービスを合わせた貿易収支の赤字額は前月比2.0%増の650億2200万ドル(約9兆6000億円)だった。赤字額は3カ月ぶりに拡大した。堅調さを保つ米景気を背景に、輸出入とも増加したが、輸入の伸びが上回った。
輸入は1.7%増の3166億8300万ドル、輸出は1.6%増の2516億6000万ドル。いずれも自動車・同部品が過去最高を記録し、モノの輸出入が増加した。サービス分野では輸出が好調。輸入も微減と堅調に推移した。
モノの対中赤字(通関ベース、季節調整前)は254億4000万ドルに拡大。輸入が大きく伸びた。対日赤字も63億3000万ドルに増加した。国別のモノの赤字額上位は、中国、メキシコ、ベトナムと続き、日本は6位。
6月の貿易赤字額は637億1800万ドルに改定した。