新米、今年は高め=首都圏で販売開始―23年商戦
2023年産の新米商戦が始まり、出荷時期の早い「早期米」として知られる宮崎県産コシヒカリが、首都圏の小売店に登場した。新型コロナウイルス対策の行動制限が解除されたことで外食需要が回復。さらに、肥料代や燃料費など生産コストの上昇もあり、新米の小売価格は前年に比べやや高めになっている。
首都圏で食品スーパーを展開する「いなげや」は、5キロ入りの同県産コシヒカリを多くの店で前年より100円高い1690円(税抜き)で売り出した。国分寺東恋ケ窪店(東京都国分寺市)の井上雅義店長は「ぜひ多くのお客さまに、おいしくてお値打ち感のある新米をお届けしたい」とアピールした。
宮崎県経済農業協同組合連合会(JA宮崎経済連)は「今年は天候に恵まれ、順調に生育した。食味も例年より良い」としている。