22年度企業物価、過去最高=3月は7.2%上昇―日銀
日銀が12日発表した2022年度の国内企業物価指数(速報値、20年平均=100)は117.0となり、前年度比9.3%上昇した。いずれも過去最高。エネルギーや原材料価格の高騰を背景に、コスト上昇分を価格転嫁する動きが進んだ。
企業物価指数は、企業間で取引されるモノの価格を示す。分野別では、電力・都市ガス・水道が37.6%と大幅上昇。鉄鋼が23.8%、金属製品が12.1%、飲食料品が6.7%の上昇となった。
3月の国内企業物価指数は119.4となり、前年同月比7.2%上昇した。25カ月連続のプラス。物価上昇は続いているものの、政府の物価高対策などにより、伸び率は2月から鈍化した。