配送ロボ「物流の担い手」に=4月公道走行解禁で実演―経産省
自動配送ロボットの公道走行が4月1日に解禁されるのを前に、経済産業省は27日、省内で配送ロボの実演イベントを開催した。電子商取引(EC)普及で宅配需要が急増する一方、トラック運転手などの人手不足は深刻化。物流の新たな担い手として期待が高まっており、業界団体「ロボットデリバリー協会」の佐藤知正代表理事は「日本が培った技術でロボット配達を普及させ、世界をリードしたい」とアピールした。
イベントには、パナソニックホールディングス(HD)やロボット開発ベンチャーのZMP(東京)などが開発した配送ロボが集合。実演では、パナソニックHDの配送ロボ「ハコボ」が前方に飛び出してきた通行人を感知し、自動停止するなど安全性能の高さを示した。
4月施行の改正道路交通法で、自動配送ロボットは事前に都道府県公安委員会に届け出れば、時速6キロ以下で歩道を走行できるようになる。