セブン&アイ・ホールディングスが12日発表した2022年3~11月期の連結決算は、売上高に相当する営業収益が前年同期比43.5%増の8兆8237億円、純利益が34.2%増の2347億円と、いずれもこの期としては過去最高だった。日米で展開するコンビニエンスストア事業が好調で、23年2月期の通期予想も上方修正した。
米国ではガソリンや商品の販売額が伸び、円安も追い風になった。国内コンビニは、新型コロナウイルス禍からの客足回復と商品キャンペーンが収益拡大に寄与した。一方、イトーヨーカ堂とそごう・西武は光熱費負担が重しになり、営業損益は赤字だった。