アサヒ、フリーキャッシュフロー目標を1700億円以上に引き上げ
[東京 14日 ロイター] – アサヒグループホールディングスは14日、中期経営方針を更新したと発表した。年平均のフリーキャッシュフロー目標は従来の1400億円から1700億円以上に上方修正。配当性向は2021年までに現在の30%から35%に引き上げ、将来的には40%を目指す。
事業利益、1株利益(EPS)、株主資本利益率(ROE)は従来の目標を継続。今後3年程度の事業利益は高付加価値ブランドの育成や収益構造改革などを通じて、年平均1桁台半ばから後半の成長を目指す。
収益構造改革効果は3年間累計で300億円以上を目標に掲げた。
為替変動など一時的な要因を除いたEPSは年平均1桁台半ばから後半の成長、ROEは13%以上の水準を維持する。
2019年12月期(国際会計基準)は売上高にあたる売上収益が前年比1.5%増の2兆1530億円、事業利益は同3.9%増の2300億円を見込んでいる。
<食品の塩澤副社長がビール社長に>
同社は同日、アサヒビール社長にアサヒグループ食品の塩澤賢一副社長が就任する人事を発表した。3月19日付。平野伸一社長は退任する。
(志田義寧)