【住友商事】ベトナムで食品スーパー事業参入、現地資本と合弁で

2018/12/13 16:30
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ベトナムでは人口が1億人に迫るなか、中間層人口が増えており、国内の消費市場は高い成長率が見込まれる。

 

 住友商事はベトナムで食品スーパー事業に参入する。12月中に首都ハノイ市内で1号店を出す。店名は「FujiMart(フジマート)」で、子会社のサミット(東京都杉並区)などを通じて培った日本式の食品スーパー運営ノウハウを投入、鮮度管理などを徹底し、生鮮品を中心とした食品を「安心・安全」に購入できる点をアピールする。


 現地で不動産、金融、小売りなどの事業を手がける複合企業、BRGグループと設立した合弁会社、フジマート・ベトナム・リテール(ハノイ市)が食品スーパーを運営する。


 ベトナムでは人口が1億人に迫るなか、中間層人口が増えており、国内の消費市場は高い成長率が見込まれる。一方、個人経営の小規模店舗が中心で、とくにハノイなどの都市部では食品スーパーやコンビニエンスストアなど近代的小売業へのニーズが高まっている。


 日本の大手小売業では、イオンがハノイを拠点とする現地食品スーパーのフィビマートと資本業務提携していたが、事業戦略の違いなどから今年8月に提携を解消した。イオンはホーチミンを地盤とするシティマートとの資本業務提携は維持している。

 

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