【米クローガー】コンビニ事業を英EGグループに売却、約760店舗

2018/02/07 17:00
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 米スーパーマーケット(SM)最大手のクローガーは2月5日、762店舗を展開するコンビニエンスストア事業を英EGグループに21億5000万ドル(約2365億円)で売却すると発表した。

 

 同社のコンビニ事業の売上高は2017年1月期で約40億ドル(約4400億円)。同社は資産見直しの一環としてコンビニ事業の売却を検討していることを17年10月に明らかにしていた。主力のSM事業やインターネット販売の強化などに経営資源を集中する。

 

 EGグループは2001年に創業、ガソリンスタンドにコンビニやスターバックス、バーガーキング、KFCなどを併設した店舗を英国、フランス、オランダなど6カ国で2600店舗以上展開している。18年中には石油大手のエッソからドイツ国内の約1000店舗のガソリンスタンドを譲り受ける予定。クローガーからコンビニ事業を買収することで米国に初進出する。

 

 クローガーは「ターキーヒル」「クイックショップ」「トムサム」などの店名で、18州にコンビニを展開している。EGグループによる買収後も店名は変更しない。EGグループはクローガーの本社があるオハイオ州シンシナティに米国本社を置き、クローガーのコンビニ事業の社員を引き継ぐ。コンビニ事業の譲渡はクローガーの第1四半期(18年2~4月)中に完了する予定。

 

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