ZARAがロシア撤退へ=ウクライナ侵攻受け
【パリ時事】ファッションブランド「ZARA」を擁するスペインのインディテックスは25日、ロシアのウクライナ侵攻後に店舗営業を休止していたロシア事業について、アラブ首長国連邦(UAE)に拠点を置くダヘルグループに売却することで初期合意に達したと明らかにした。売却にはロシア政府の承認が必要という。
インディテックスは声明で、「売却はロシアでの事業終了を意味する」とした上で、条件が整えばダヘルグループとのフランチャイズ契約による販売を再開する可能性があると指摘した。
インディテックスは3月、ロシア国内にある500以上の店舗を閉鎖。ロイター通信によると、同社はロシア事業撤退に伴う引当金2億1600万ユーロ(約318億円)を既に計上している。