【全国百貨店】2月の売上高は1.7%減、12ヵ月連続のマイナス

2017/03/24 13:00
Pocket

 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の2月の売上高は、約4336億円で既存店ベースでは前年同月比1.7%減だった。うるう年だった前年に比べ営業日数が1日少なかったことや土曜日が1日少なかったこともあり、12ヵ月連続で前年実績を下回った。

 

 中国で大型連休となる春節(旧正月)のスタートが今年は1月にずれこんだため、インバウンド(訪日外国人)客の需要減が懸念されたが、客数(17.2%増)、売上高(9.6%増)共に前年を上回った。ただ、全体の95%を占める国内客が2.2%減と低調だった。

 

 地区別では、札幌(1.8%増)、名古屋(0.5%増)、大阪(2.7%増)、近畿(2.4%増)の4地区がプラスとなったが、そのほかの14地区はマイナスだった。

 

 商品別では主要5品目のうち、好調な化粧品がけん引した「雑貨」が3.7%増で3ヵ月連続のプラスとなった一方で、春物が不調だった主力の「衣料品」は4.5%減と16ヵ月連続で前年を下回った。菓子が堅調だった「食料品」は0.8%減と比較的健闘した。

 

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態