【伊藤忠】店内解析事業に参入、AIで画像分析のベンチャーに出資

2017/03/08 15:00
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 伊藤忠商事は3月3日、AI(人工知能)で画像解析する技術を持ったベンチャー企業と資本業務提携し、インストア・アナリティクス(店舗内解析)事業に参入すると発表した。小売業向けに店舗内解析ツールをSaaS(インターネット経由のサービス)として提供しているアベジャ(東京都港区)に出資した。

 

 アベジャは店内に設置したカメラなどのセンサーから取得したデータを基に、来店客数、来店者の年齢・性別、回遊パターンや滞留時間などを解析する技術を持ち、POSデータと連動させることで買い上げ(コンバージョン)率を把握することもできる。

 

 伊藤忠では、グループのコンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストアなどへのアベジャのサービス導入を支援する。

 

 アベジャに対しては東芝テックも1億2000万円を出資した。アベジャのAI技術と自社のPOSシステムなどを組み合わせることを検討する。

 

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