【楽天】ポイント販促費用などで2期連続の減益、16年12月期

2017/02/14 15:00
Pocket

 楽天が発表した2016年12月期の連結業績(国際会計基準)は、営業利益が前期比17.6%減の779億円、純利益が14.5%減の379億円といずれも2期連続での減益となった。

 

 主力のインターネットサービス事業でポイント販促を強化したことで、費用負担が膨らんだ。売上高に当たる売上収益は9.6%増の7819億円だったが、営業費用が12.7%増えた。

 

 「楽天市場」など国内EC(電子商取引)の営業利益は19.6%減の775億円。スポーツ関連事業や海外などその他インターネットサービス事業は赤字が膨らんだ。

 

 一方、楽天カードの営業利益が23.7%増の298億円、楽天銀行が15.6%増の170億円となるなど金融関連事業が利益を下支えした。

 

 楽天は通期の業績予想を公表していないが、17年12月期については、株式市況の影響が大きい証券サービスを除くベースで、連結売上収益の2ケタ成長を見込む。

 

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態