【米コストコ】９～11月期は２ケタ営業増益、デフレでも堅調

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　米会員制倉庫店のコストコ・ホールセールが発表した2016年９?11月期の業績は、会費収入を含む営業収益が前年同期比3.2％増の280億9900万ドル（約３兆2313億円、１ドル=115円）、営業利益が10.7％増の８億4900万ドル，純利益が13.5％増の５億4500万ドルだった。

　米国ではデフレ傾向が続き小売業を苦しめているが、米国内の既存店売上高は１％増を確保、94店舗を展開するカナダは４％増と好調だった。他の海外事業の既存店売上高は横ばいだったが、ドル高の影響を除けば２％の増収だった。

　ドレスシャツや高価格帯ワインなどの販売が伸びたことで、粗利益率は0.3ポイント改善、会費収入の増加も増益に寄与した。同社は専用の配送センターを増やすなどオンライン販売を強化しており、オンライン売上高は８％伸びた。

　同社は米国、カナダ、メキシコ、英国、日本など９ヵ国で723店舗を展開している。今期は31店舗の新設を計画しており、９?11月期は８店舗を出店した。