イズミ(広島市)が発表した2016年3~8月期の連結業績は、売上高に当たる営業収益が前年同期比10.9%増の3443億円、営業利益は16.9%増の172億円と2ケタの増収増益だった。営業利益は期初予想を6億円余り上回った。
2015年10月にユアーズ(同)を子会社化した効果もあって売り上げが伸びた。15年2月に子会社化したスーパー大栄(北九州市)は前年同期の2億円の営業赤字から2億円の黒字に転換、連結ベースでの増益に寄与した。
イズミ単体の営業収益は6.2%増の3127億円、営業利益は16.0%増の146億円だった。熊本地震の影響で一部店舗が休業したこともあり、販売管理費を抑制した効果が出た。既存店売上高は直営で2.3%増、テナントを含めて2.0%増と堅調に推移した。
17年2月期の連結業績は従来予想を据え置き、営業収益が前期比6.3%増の7108億円、営業利益は8.7%増の347億円とした。