【マクドナルド】 1?6月期は営業黒字を確保、赤字予想一転

2016/08/16 00:00
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 日本マクドナルドホールディングスが発表した2016年1?6月期の連結業績は、営業利益が4700万円(前年同期は182億円の赤字)とわずかながらも黒字を確保した。従来予想では18億円の営業赤字を見込んでいたが、高単価商品の投入や既存店改装などの効果で既存店売上高が23.2%増と大きく伸びたことが黒字につながった。不採算店を中心に41店舗を閉鎖したことも業績回復に寄与した。

 

 売上高は前年同期比23.0%増の1048億円で、従来予想を9億円近く上回った。フランチャイズ加盟店を含むチェーン全店売上高は2050億円だった。

 

 同社は使用期限切れの鶏肉使用や商品への異物混入の問題が響いて、15年12月期まで2期連続の営業赤字となっていたが、そうした問題の影響が薄れてきたことが業績回復を後押ししている。

 

 16年12月期で33億円の営業黒字を見込む通期業績予想は変更しなかった。

 

 なお、同社の7月の既存店売上高は前年同月比26.6%増で8ヵ月連続のプラスだった。

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