【消費支出】 2月は6ヵ月ぶりのプラス、うるう年効果で

2016/03/31 00:00
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 総務省が発表した2016年2月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり26万9774円で、物価変動の影響を除く実質ベースで前年同月比1.2%の増加となった。前年比でプラスとなるのは6ヵ月ぶり。

 

 ただし、うるう年で実質2.7ポイントの押し上げ効果があり、これを除けば1.5%のマイナスだったことになる。

 

 うるう年調整後の消費支出の伸び率を主要項目別に見ると、食料(0.3%増)や保健医療(8.9%増)、教育(17.9%増)などはプラスだったが、住居(4.7%減)や光熱・水道(3.5%減)、家具・家事用品(8.9%減)、被服及び履物(同)などが減少した。光熱・水道や被服及び履物は気温が高かったことも支出減につながった。

 

 一方、勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯当たりの実収入は47万8624円で、実質2.4%の減少。6ヵ月連続でマイナスとなった。

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