【ヘアケア市場】 15年度の市場規模は4432億円、微増の見通し
矢野経済研究所の予測によれば、2015年度の国内ヘアケア市場の規模は前年度比0.4%増の4432億円になりそうだ。
同市場はシャンプー・リンスなどのヘアケア剤、かつら・増毛や同サービスなどの毛髪業、発毛・育毛剤、植毛の4カテゴリーの合計。
ここ数年、市場規模は微増で推移しており、14年度は1.4%増の4414億円だった。人口の高齢化による薄毛人口の増加や消費者のアンチエイジング意識の高まりが市場の拡大につながっている。
市場全体の約53%を占めるヘアケア剤市場の規模は14年度が1.8%増の2320億円だった。
近年は加齢による髪の悩みに対応する「地肌ケア」や育毛を促進する「スカルプケア」といった機能性を訴求するブランドが好調に推移している。
また、50代以上の女性をターゲットにしたエイジングケアを訴求するブランドも注目を集めている。