【Jフロント】 大丸心斎橋店本館を建て替え、12月末に閉鎖

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 J.フロントリテイリングは傘下の大丸松坂屋百貨店の旗艦店の一つ、大丸心斎橋店(大阪市)の本館を建て替えることを決めた。12月30日で一旦営業を終了、2019年に再開業の見通しだ。

 大丸心斎橋店は本館、南館、北館の3館体制で、本館建て替え中も南館と北館は営業を続ける。本館の売り場の一部は、南館と北館に移設する予定。

 大丸心斎橋店の売り場面積は7万7490平方メートル、うち本館は3万1000平方メートルと全体の4割を占める。心斎橋店全体の売上高は15年2月期で845億円となっている。

 大阪市中心部では阪急うめだ本店やあべのハルカス近鉄本店が建て替えによって売り場面積を拡大したほか、キタの阪神梅田本店も現在、建て替えを進めている。

 大丸心斎橋店も老朽化した本館を建て替えることで、集客力を高める。なお、建て替えに伴い約78億円の特別損失を計上することから、16年2月期中間決算での純利益は約50億円減少する見通しだ。

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