DCMホールディングス(HD)が発表した2023年2月期第1四半期(3~5月)決算によると、営業収益1140億円、営業利益98億円(前年同期比5.3%減)となった。同社は今期から「収益認識に関する会計基準」を適用しているため、決算短信では営業収益の前年同期比を発表していないが、前期に同会計基準を適用したものとして比較をすると1.8%減となる。
新型コロナウイルス対策や在宅勤務拡大による需要の反動減、春先の天候不順による影響を受けて、減収減益となったが、ガーデニングやレジャーの需要拡大は継続しており、園芸用品、サイクル・レジャー用品は好調に推移した。
また、プロショップの「ホダカ」は、期中に1店舗増の50店舗態勢の下、全店売上高で12.3%増の51億円、既存店ベースでも7.7%増と好調だった。
DCMブランドのアイテム数は前年から2800SKUを加えて2万9300SKU。売上高構成比は同0.6ポイントアップして25.4%となった。
2023年2月期通期は、営業収益4951億円(11.3%増)、営業利益310億円(1.1%増)、経常利益307億円(1.3%増)、当期利益190億円(1.0%増)を見込んでいる。