【米CVSヘルス】 米ターゲットの薬局部門と簡易診療所を買収、19億ドルで

2015/06/17 00:00
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 米ドラッグストア大手のCVSヘルスは6月15日、米ディスカウントストア大手のターゲットから店内薬局と簡易診療所を買収すると発表した。

 

 ターゲットは1660店以上で店内薬局を併設しているが、CVSが買収した後は「CVSファーマシー」にブランドを変えて、営業を続ける。ターゲットの店内薬局で働く約1万4000人の従業員もCVSが引き継ぐ。

 

 また、ターゲットの店内にある80近くの簡易診療所は、CVSのブランドである「CVSミニットクリニック」に看板を変える。買収から3年以内にCVSはターゲット店内に最大20ヵ所の簡易診療所を新設する。これにより、CVSが運営する簡易診療所の数は2017年までに約1500ヵ所に増加する見込み。

 

 今回の買収金額は約19億ドル(約2280億円、1ドル=120円換算)。買収が完了する時期は未定だが、年内には手続きを終える見通し。

 

 ターゲットが今後、新設する店舗の店内薬局はすべてCVSヘルスが運営する。また、ターゲットの小型店「ターゲット・エクスプレス」とCVSファーマシーを融合した新型店舗を買収完了後2年以内に5~10店舗出店する計画だ。

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