【三井物産】 外食のきちりなどと合弁でイタリア食材の小売・卸事業

2015/06/17 00:00
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 三井物産は6月15日、外食のきちり(東京都渋谷区)などと合弁でイタリア食材の小売・卸事業を始めると発表した。

 

 イタリアの小売・外食大手、イータリー社(トリノ市)を含む3社合弁で、イータリー・アジア・パシフィック(東京都渋谷区)を設立した。出資比率は三井物産が63.5%、きちりが34.0%、イータリー社が2.5%。

 

 イータリー社は、生ハム、チーズ、ワイン、パスタ、オリーブオイルなどのイタリア食材の物販機能とイートイン(店内飲食)機能を備えた大型複合施設「イータリー」を2007年、トリノで開業。現在、イタリアで18店舗、米国2店舗、アラブ首長国連邦、トルコ、ブラジルに各1店舗を展開している。

 

 日本では2008年に子会社を設立して、複数の直営店舗を展開してきたが、三井物産などが設立した新会社がイータリー社とフランチャイズ契約を締結、イータリー社日本法人から2店舗を譲り受けて運営する。今後、330平方メートル程度の中規模店と1000平方メートル程度の旗艦店を東京都心に出店する。

 

 また、三井物産子会社の三井食品を通じて、イータリー社が取り扱うイタリア食材の卸売事業も展開する。

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