【ラオックス】 婦人靴製造・販売のモード・エ・ジャコモを買収

2015/06/15 00:00
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 免税店大手のラオックスは7月1日付で婦人靴製造・販売のモード・エ・ジャコモ(東京都港区)の全株式を取得し、完全子会社化する。日本製の衣料品、靴、服飾雑貨はアジアを中心とする訪日外国人旅行客の間で人気が高いため、買収によって品揃えを強化すると共に商品の独自を高める。

 

 モード・エ・ジャコモは全国の主要百貨店を中心に「カリーノ」「メダ」などの婦人靴ブランドを展開している。帝国データバンクによると2014年7月期の売上高は約62億円。ラオックスは今回の買収金額を明らかにしていない。

 

 ラオックスは2009年に中国の家電量販店最大手、蘇寧雲商集団の傘下に入って経営の立て直しを進め、14年12月期には営業利益が14年ぶりの黒字となった。今年に入って公募増資と第三者割当増資で400億円以上の資金を調達、出店やM&A(買収・合併)などの投資を拡大していく構えだ。

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