ホームセンター大手のDCMホールディングス(東京都品川区)は4月10日、青森県が地盤の同業、サンワドー(青森市)を7月1日付で完全子会社化すると発表した。株式交換方式で傘下に入れる。サンワドーはJASDAQ市場に上場しているが、6月26日で上場廃止となる。
DCMホールディングスは、DCMホーマック(札幌市)、DCMカーマ(愛知県刈谷市)、DCMダイキ(松山市)の共同持株会社として2006年9月に設立され、管理部門や情報・物流システムの統合を進めてきた。今年3月からは事業会社各社の社名と店舗名に「DCM」を入れるなどブランド統一化にも踏み込んでいる。
DCMホールディングスの連結業績は売上高が4247億円、営業利益が166億円(15年2月期)。一方、青森と北海道で約40店舗を展開するサンワドーは売上高が308億円、営業利益が3億円(同)となっている。