H2O、イズミヤ小山店の店舗閉鎖で約60億円の特別損失
エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは1月30日、子会社のイズミヤが「イズミヤ小山店」(栃木県小山市)を今年8月末で営業をするのに伴って、約60億円の特別損失を計上すると発表した。これを含めて77億円の店舗閉鎖損を2015年3月期第3四半期(2014年10~12月)決算に特別損失として計上する。
イズミヤ小山店は1994年にJR小山駅西口の駅前再開発事業の中心店舗として開業したが、オープン以来業績が伸び悩んでおり、今後の収益拡大のめどが立たないことから閉鎖を決めた。
H2Oは14年6月にイズミヤを連結子会社化したが、これにより負ののれん発生益など106億円を特別利益に計上したため、連結純利益は通期で増益を確保できる見通し。
同日発表したH2Oの15年3月期第3四半期累計(14年4~12月)の連結業績は、売上高が前年同期比47.9%増の6224億円、営業利益が45.0%増の161億円、純利益が81.6%増の124億円だった。イズミヤを経営統合した効果で大幅な増収増益となった。