ホームセンター大手のコーナン商事(大阪府)は5月19日、輸入電気製品など80品目を自主回収すると発表した。同社が輸入業者として2002年4月~14年4月に販売した製品について、電気用品安全法が規定する商品の安全性に関わる義務を果たしていない商品があることが判明したため。
対象となるのは、中国から輸入・販売したプライベートブランドの炊飯器やポット、冷蔵庫、扇風機などの家電製品や電動ドリルなどの電動工具、暖房便座など住宅設備、目覚まし時計や事務用品などと幅広い。
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同社は商品の代金返還費用など約74億円を2014年2月期に特別損失として計上。経営責任を明確にするために役員の報酬を6ヵ月間減額することを決めている。