【ファミリーマート】新社長に伊藤忠の中山氏が就任、上田社長は代表権のある会長に
ファミリーマートでは1月1日付けで、親会社の伊藤忠商事常務執行役員だった中山勇氏(55歳)が新社長に就任した。上田準二前社長(66歳)は代表権を持つ会長となった。
中山氏は東京大学農学部卒業後、伊藤忠に入社し、主に食糧部門を歩んだ。2004年油脂部長、08年広報部長を経て、10年4月執行役員食料カンパニープレジデント補佐、12年4月に常務執行役員食料カンパニーエグゼクティブバイスプレジデント兼食糧部門長となった。
中山氏は海外駐在の経験もあり、伊藤忠で執行役員に就任した後はファミリーマートの海外展開も支援した。
ファミリーマートは12年2月末で国内外の店舗数が計2万店を超えたが、20年に4万店の達成を目指して今後は海外での店舗展開を加速させていく。現在約1万3000店の海外店舗数をどれだけ上積みできるか、中山氏の手腕が注目される。