【マックスバリュ】中部は下方修正で最終赤字に、北海道は上方修正で8割増益
イオン子会社の食品スーパー、マックスバリュ中部(三重県松阪市)は3月9日、2012年1月期連結業績予想の下方修正を発表、最終損益は従来予想の2億円から一転し、1億円の赤字となったようだ。4店舗の新規出店や生鮮加工センターの稼働が計画より早まったことによる減価償却負担の増加などから営業利益は従来予想を3億円下回る18億円(前期比15.7%減)にとどまった模様。これに加えて、税制改正に伴う繰り延べ税金資産の取り崩しが響き、最終赤字につながった。売上高に当たる営業収益は3.3%増の1223億円だった。
一方、マックスバリュ北海道は12年1月期業績予想を上方修正、営業利益は前期比1.8倍の8億円になったようだ。既存6店舗の改装効果が上がったほか、プライベートブランドの販売拡大などで粗利益率が改善。節電対策などで経費削減も進んだ。営業収益は従来予想を7億円ほど上回り、前期比4.2%増の807億円となった模様。