【DCMホールディングス】営業利益が25億円増の160億円に、通期予想
ホームセンター大手のDCMホールディングスは2012年2月期の連結営業利益が従来予想を25億円上回り、前期比21.0%増の160億円になりそうだと発表した。
東北地域において震災後の復興需要で売上げが伸びているほか、夏場における全国的な電力供給不足の懸念から節電対策商品、暑さ対策商品の販売が好調に推移。既存店の売上高が3~5月で前年同期比4.4%増と計画を上回っていることが要因。
営業収益(売上高と不動産収入などの合計)は震災による一部店舗の営業休止があったことから減収を予想していたが、50億円上方修正。その結果、ほぼ前年並みの4229億円(前期比0.1%増)を確保できそうだ。
震災による被害で商品廃棄損約11億円、店舗設備の除却や原状回復のための費用約18億円を特別損失として計上するが、営業利益が伸びることから純利益は従来予想より14億円多い64億円(前期比6.5%減)を見込む。