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関西フード、25年度に売上高4100億円=ディスカウントスーパーも展開

 関西フードマーケット(旧関西スーパー)は11日、エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)と経営統合して初となる中期経営計画を発表した。2025年度に売上高4100億円、営業利益136億円を目標に掲げる。傘下3スーパーの運営を段階的に一本化してコストを削減するほか、新たにディスカウント型の店舗を展開してシェア拡大を狙う。

 既存の店舗に加え、低価格の品物を取りそろえる新業態を展開させ重複した営業エリアすみ分けを図る。加えて店舗の改装、物流・商流の最適化を進める。

 記者会見した林克弘関西フード社長は「H2Oとのシナジー効果について数字に落とすのは難しい」とした上で「大きな方向性とロードマップを示した」と説明した。

 同日発表の22年3月期決算は、売上高が2842億6500万円、営業利益が58億0200万円、純利益が83億6800万円となった。23年3月期決算は、売上高、営業利益はともに増収を見込むが、昨年12月の経営統合に伴い22年3月期に計上された特別利益の反動で純利益は減少する見込み。