調剤薬局大手のアインホールディングス(HD)は、同業のファーマシィHD(広島県福山市)の全株式を取得し、完全子会社化する。5月9日に株式譲渡契約を締結、23日に株式を取得する予定だ。
ファーマシィHDは約100店舗の調剤薬局を展開しており、同社を買収することでアインHDグループの調剤薬局店舗数は1200店を超える。今後は両社の事業ノウハウを融合し、患者サービスの充実を図る。
ファーマシィHDの2021年3月期の売上高は3億4000万円、営業利益は1000万円だった。子会社を単純合算した売上高は215億円、営業利益は8億円となる。
アインHDの22年4月期の連結業績は売上高が前期比6.0%増の3150億円、営業利益は37.2%増の150億円を見込む。ファーマシィHDの買収は22年4月期の連結業績には影響しない。23年4月期連結業績への影響については、業績予想とあわせて公表するとしている。