【イオン九州】既存店は4.7%減収も、販管費削減で2.8%の営業増益
イオン子会社のイオン九州が発表した2010年2月期の業績(単体)は、既存店が4.7%の減収となったものの、販売管理費を5.2%削減したことにより、営業利益は2.7%増の4億円と増益を確保した。固定資産譲渡益を特別利益に計上したことなどから、純利益は前期の400万円から9億円に増えた。
期中の新規出店は自転車専門店1店にとどめる一方、GMS(総合スーパー)1店、ホームセンター3店を閉鎖したことから売上高は3.6%減の2433億円となった。営業収入は5.3%減の155億円だった。
事業別ではGMS事業が45店舗で売上高2015億円(前期比3.3%減)、スーパーセンター・ホームセンター事業が50店舗(うちホームセンター45店舗)で売上高417億円(5.0%減)となった。
今期も新店投資は抑え、既存店活性化に注力する。また、本部スリム化やチラシなどの販促費見直しなど販管費削減を進める。11年2月期の業績は売上高に営業収入を加えた営業収益が1.1%減の2560億円、営業利益は約4倍の19億円、純利益は0.9%増の9億円を見込む。