イオンは子会社の衣料品専門店、コックスとブルーグラスを8月21日付で合併させる。コックスを存続会社とする吸収合併方式で、ブルーグラス株1株に対してコックス株1.68株を割り当てる。両社は共にジャスダック証券取引所に上場しているが、ブルーグラスは上場廃止となる。
衣料品の販売不振で両社の業績は低迷しており、2010年2月期の営業損益はコックスが3億円の赤字、ブルーグラスが11億円の赤字で、共に2期連続の赤字だった。合併により経営資源を集中することで、経営の立て直しを図る。
また、新生コックスを総合スーパーを含めたグループの衣料品MD(マーチャンダイジング)改革の牽引役に位置づけ、SPA(衣料品製造小売)のプラットフォーム構築を目指すという。